診療科目
乳腺の病気といえば、乳がんはもちろんですが、乳腺炎、乳腺症の患者さまも多数、受診されます。マンモグラフィ、超音波検査をおこない診断をおこないます。マンモグラフィは予約なしでもできますが、できれば、予約されることをお勧めします。検査料金についてはこちらを参照ください。
【こんな症状が出たら】
- ■乳房にシコリがある。
- ■乳房に痛みがある。
- ■乳首から分泌液が出る。
→こんな病気を考えます
【乳腺囊胞 】
乳腺組織の中に袋状のものが形成されて液状の内容物が含まれています。大部分は良性であり、心配はいりません。
【乳腺症 】
乳腺症は30歳〜40歳の女性に多くみられ、乳房痛や乳腺が硬く触れる。
【乳頭異常分泌症 】
乳首より透明〜茶褐色〜黄色の汁が出ることがありますが、その多くは心配はありません。しかし、血液が混じったときは要注意です。乳がんの可能性があります。
【繊維腺腫 】
多くは20歳〜30歳代の若い女性にみられる良性のシコリです。クリッとしたよく動くシコリです。
【乳がん 】
30歳代後半より徐々に多くなり、40歳〜50歳にもっとも多くなる。一般的に痛みをともなわないシコリがあり、非常に硬く触れることが多い。
どんな検査を受けたらいいの?
【マンモグラフィ 】
乳房を圧迫してレントゲン撮影する方法です。撮影することにより、シコリの影が映ることもある。また、石灰化(カルシウム)をともなう乳がんの発見に威力を発揮する。
【乳腺エコー 】
小さな乳がんのシコリを発見するのに優れた検査方法です。
マンモグラフィは痛いといわれていますが?
痛みの感じ方には人により異なります。しかし、マンモグラフィは乳がんの発見には欠かせない検査法であり、その有用性は広く知られています。
治療は?
外科的切除が基本です。しかし、今は乳房温存術が主流です。また、腋のリンパ節の切除することもかなり限定的になりました。他にはホルモン剤や抗ガン剤を使うこともあります。
▲マンモグラフィ
乳腺・乳房専用のレントゲン撮影機器です。
乳がん検診に使用します。