診療科目

胃腸科

急性胃腸炎(小児ではおう吐下痢症といいます)、過敏性大腸炎や逆流性食道炎、また、十二指腸潰瘍や胃潰瘍などの治療はもちろん、胃がん、大腸がんの発見にも努めております。潰瘍や癌の原因といわれているピロリ菌の検査もおこなっており、除菌も積極的にしております。また、発見したポリープに対しては内視鏡を用いてポリープを切除します。胃・大腸内視鏡検査は苦痛の少ない優しい検査を心がけています。特に胃内視鏡検査はおう吐反射(吐き気)がない経鼻的挿入法をおこなっております。安心してお受けください。検査料金についてはこちらを参照ください。

【こんな症状が出たら】

  • ■お腹が痛い。
  • ■下痢、便秘をしている。
  • ■吐き気、おう吐がある。

→こんな病気を考えます

【逆流性食道炎 】

胸やけ、食事が通りにくい、ゲップがよく出る、のどの違和感なども訴えることが多く、よく耳鼻科を受診される患者さんがいます。年齢にともなう逆流防止機能の衰えやストレスによる自律神経失調症によることもあります。

【急性胃腸炎(おう吐下痢症) 】

急激な腹痛、吐き気、下痢が主な症状であり、細菌とかウイルスが原因となることが多い。子供に多い。

【胃潰瘍または十二指腸潰瘍 】

空腹時に腹痛が起きることが多く、特に寝ているときに、腹痛で目が覚めることもしばしばある。一方でご飯とか食べると腹痛がおさまることがある。ヘリコバクタ・ピロリ菌がいれば除菌が必要です。

【機能性胃腸障害(神経性胃炎)】

潰瘍と異なり、ご飯を食べた後に腹痛とか吐き気がおこる。ご飯を食べた後にお腹がいたくなります。ストレスとか多忙が原因といわれております。

【胃癌 】

早期胃癌では症状がないことがあり、内視鏡検査が必要です。最近ではヘリコバクタ・ピロリ菌がその原因ではないかといわれています。

どんな検査を受けたらいいの?

胃内視鏡検査が受けることをおすすめします。いまの症状がどういう胃の病気なのか明らかになります。

超音波検査(エコー)をするときもあります。エコーはおもに肝臓、胆のう、膵臓、腎臓などの病気発見に威力を発揮します。胆石とか胆のうポリープなど見つけることができます。

胃内視鏡検査は苦しいとか吐き気があるとかいいますが ?

当院では経鼻的胃内視鏡検査、つまり、鼻から内視鏡を入れることにより、吐き気をまったく感じないか、あっても軽く、苦痛が少ない検査です。麻酔は鼻の中だけであり、痛い注射は一切、おこないません。だから、検査後、すぐに帰宅することが可能です。もちろん、口からの内視鏡もおこなっております。

治療は?

急性胃腸炎(おう吐下痢症)は基本的には脱水症をきたすので点滴や整腸剤の投与等をおこないます。

潰瘍は現在はよい薬があり、短期で治りますが、ヘリコバクタ・ピロリ菌が胃内に存在するときは除菌しないといずれ再発します。


内視鏡画像

▲内視鏡
主に食道・胃・大腸の検査に用います。